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トライアル競技の流れ(シューティング・ステーク)

★写真を左クリックすると、大きく表示されます。

①​スタート

犬1頭とハンドラー1名で、1チームです。2チームずつで競技を行います。

 

競技時間は30分で、約3.5km先のゴールを目指します。

コース内のブッシュ(茂み)には、あらかじめ放鳥委員がゲーム(ウズラ)を放鳥しています。

ハンドラーの後ろには、ジャッジカー(審判員が乗る車)とギャラリーカー(観覧者が乗る車)がついて行きます。

②​競技犬がゲームを探しながら疾走

競技犬は、ハンドラーから約300~400m(コースによっては500m以上)前方を、ブッシュに隠れたゲームの臭いを探しながら全力疾走します。

​ハンドラーは、ホイッスルや大きな声で指示を送ります。

③ポイント

ゲームの臭いを感じとったら、写真のような姿勢で止まります。
これを「ポイント」と言います。

「ハイヘッド・ハイテール(頭を上げて、尻尾を垂直に立てる)」を維持して、ハンドラーがゲームを飛び立たせるまで辛抱強く待ちます。

2頭の犬が同じ場所にポイントすることもあります。

この場合、前方の犬がポイントとなり、後ろの犬は「バッキング」と呼ばれます。

ゲームを出すのはポイントした犬のハンドラーで、バッキングした犬とハンドラーはゲームを出すまで後ろで待機します。

④​ハンドラーがゲームをブッシュから出す

ハンドラーは「ポイント」を宣言し、ジャッジ立会いのもと、ゲームをブッシュから出します。

ゲームが飛び立ったらハンドガン(空砲)を鳴らします。

この間も犬はポイント姿勢を維持しなければなりません。

ゲームが飛び立ったとき、犬がゲームを追いかけたら失格になり、この場で終了です。

⑤その場から再スタート

ゲームを確認しハンドガンを鳴らしたら、ハンドラーの指示でその場から再スタートします。②に戻ります。

​ポイントしたにも関わらずゲームが出なかった場合、減点にはなりませんが、ジャッジの印象は悪くなります。​

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